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​C卓 暗黒童話ナラティブTRPGケダモノオペラ
『悪あがき(GM:アルバガルド)

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●舞台

人がケダモノと共に暮らしていた頃。

ケダモノが支配する世界を“光の主”の信仰が照らしていく……(架空の神話時代)

 

●むかしむかし  

 

ケダモノは人類を支配していました。

人々はケダモノを神として祀り、その庇護を願ったのです。

しかしそこに“光の主”が現れました。

正義の剣と慈愛の教えによって、人々だけでなくケダモノをも救っていったのです。

 

……許せるものか。

 

神とは我らケダモノのこと。

光のしもべに堕ちるなど。

滅びゆく悪の、最後のあがき。

■イントロ予言  

すべてのケダモノは次のイントロ予言を獲得してください。

〈あなたは[自国の指導者]と共に、光に抗いつづけました〉

 

■設定

闇の陣営のうち一国を支配するケダモノ。

光の陣営は武力と信仰の両面から、闇の陣営に侵攻してきます。

参加ケダモノは自国の指導者と共に、光の陣営と戦います。

 

■闇の陣営

ケダモノに支配されている、世界で最後の四カ国です。

国民は伝統的にケダモノ信仰を当然のものとして受け入れていますが、諸外国が次々と光の陣営に飲み込まれていることに動揺しています。

プレイヤーは相談して、自分が支配する国を決めてください。選ばれなかった一国は、物語の開幕時点で陥落し、光の陣営の尖兵となります。

 

・最果ての国

様々な理由で故郷を追われた者たちが流れ着いた開拓地。ケダモノと共にきびしい自然を切り拓いている。

指導者:“元英雄”「戦いはむなしいものだ。だからここに来た。だがここさえも奴らに奪われるというのなら、俺は……」

 

・魔導の国

魔法に長けた王侯貴族の支配する国。彼らは高度な魔法文明の下、退廃的な生活を送っています。

指導者:“魔導王”「この国は退廃に溺れてきました……今更清浄な世界で生きることなどできますまい!」

 

・羅刹(らせつ)の国

妖魔たちの部族連合。弱肉強食の掟の中で生きる彼らですが、光の軍勢には危機感をもち、共闘を誓っています。

指導者:“羅刹天”「我らはもとより闇の種族。夜と共に生き、夜明けと共に死ぬさだめ。我らの戦いぶり。ご照覧あれ」

 

・明日の国

転生者の指導のもと、異界の知識によって発展した新興国。その街並みはまるで現代日本の再現。

指導者:“転生者”「“光の主”ってそんなにいい人なのかな~? 僕がこの世界で最初に友達になったのは君だよ」

 

■光堕ち

物語中では対抗試練を複数回おこないます。

これは闇の陣営の参加ケダモノ同士で争っているわけではありません。

「この試練で誰が損害を受けたのか」を決めるためにおこなわれます。

受難ポイントを獲得した時、現在受難ポイントが3点以上ならば〈あなたは敗北し、“光の主”の救済を受け入れました〉の予言を得て、光の陣営に敗北します。

ケダモノと国民は“光の主”に従います(心の内でどう思っているかは自由に決めてください)。

以降は光の陣営の尖兵となり、闇の陣営の敵として、物語に参加します。

 

▼闇戻り

〈あなたは敗北し、“光の主”の救済を受け入れました〉をシックスセンスや伝説で消去したなら、好きな陣営を選んで物語に参加することができます。

ただしもっている受難ポイントが下がるわけではありません。再び受難ポイントを獲得した時、その時点の受難ポイントが3点以上であるなら、再びこの予言を獲得します。

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