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B卓 トーキョーN◎VA THE AXLERATION
『レスト・イン・ピース・ラスト・ピース
(GM:GT)

レストインピース.png

■アクトトレーラー

 千早重工が今季大々的に発表した新型リニアレール「PING-55(R:ピン・グォー・号)」。

 新開発の自律展開型電磁レイルにより日本各都市から夏までを繋ぎ、超高速での往復を可能とした新型ヴィークルだ。

 設備やサービスはホワイトエリアの最高級ホテルに匹敵し、いずれは世界中を繋ぐ世界規模のレイルを敷設する予定の一大事業。

 つまりは、決して失敗することは許されない。

 ――その運行を記念する式典で、爆破テロが起きたとしても。

 犯人は、同様の爆破事件を起こし指名手配されているテロリスト「グレナデン」。

 彼はPING-55に爆弾を仕掛けたと告げ、3枚のホロとメッセージをN◎VA中に送り付けた。

 『この3名を解放せよ』

 『さもなくば、PING-55は夢の島に積みあがったジャンクの一つになるだろう』

 ――トーキョーN◎VAが、今日もざわめく。

 昼なお暗い摩天楼の下。影を走るものたちが動きだし、情報流(R:ストリーム)には情報・意見・デマに荒しが吹きすさぶ。

 企業の意志、誰かの利益、暗い策謀、なにもかもが《真実》を覆いかくし、

 その欠片(R:ピース)は誰にも届かない。

 ほんの僅か。――もしかしたら、君たちを除いては。

 

 TOKYO N◎VA THE AXLERATION

  『レスト・イン・ピース・ラスト・ピース

    Rest In Peace/LAST PIECE   』

■ハンドアウト

※本シナリオでは、「ダブルハンドアウト・ルール」が適用されている。

 各ハンドアウトには「キー・ハンドアウト運営注:秘匿ハンドアウトのこと)」が存在し、これらはアクト中に「開示」することで書いてある情報が公開される。

 本シナリオにおけるキー・ハンドアウトは「チョイスタイプ」であり、もし「開示」しなかった場合、そこにかいてある情報は「存在しなかった」ことになる。

 これらはシナリオのエンディングに影響を及ぼす可能性がある。

 キー・ハンドアウトの詳細は各PLにのみ渡されるが、概要は公開される。これはハンドアウトを選択する際の参考にするためである。

◎PC1:クグツ(千早重工後方処理課第3班。小上紫乃からテロへの対策を命じられる)/ペルソナ・ハンドアウト

アクトコネ:"グレナデン" 【推奨スート:外界】

 君は千早重工後方処理課第3班に所属するクグツだ。

「この案件をあなたに任せます」

ある日、班長である小上紫乃は君を直接呼びつけてそう命じた。

新型リニアレール「PING-55」の爆破テロ予告。

耳ざとい者でなくとも五感に叩き込まれるくらいに情報が飛び交う、今最もN◎VAでホットなトピックだ。

班長――“火喰い鳥”としては、燃え盛る前に消化できなかったことが不満なのだろう。

「対応は勿論、最も千早の利益になるように」 当然だ。

「――それと、イワサキの利益にならぬように」 …なぜそこで、かのメガコーポの名が出てくるのか、といえば。

「『PING-55』はもともと、イワサキで開発していた車両ですから。どこから出火したのか、調べてください」

 

全世界を繋ぐ夢の軌道(R:ドリーム・レイル)は、血とキャッシュで出来た轍の先にできているというわけだ。

【PS:仕事を成功させる】

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●PC1:クグツ/キー・ハンドアウト

アクトコネ:"グレナデン"【推奨スート:感情】

 

君は、爆破テロを起こしたテロリスト"グレナデン"のことを知っている。

そして、何故彼がこんなことをしでかしたかも、大体のところは聞いている。

 

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◎PC2:タタラ(フリーランスの技術者、メカニック、研究者など。千早重工から爆破テロ対策の依頼を受ける)/ペルソナ・ハンドアウト

アクトコネ:"酔いどれV(R:ハマード・ヴィー)"ヴァイン・赤嶺(R:セキレイ)【推奨スート:外界】

 

 君は技術者だ。どのくらいの技術者かはともかく、情報には敏感だ。だから、犯人が公開したホロのうち1枚を見て、ひとつ思い当たる顔があった。

「こいつ、"酔いどれV"じゃないか?」

ヴァイン・赤嶺。イワサキ・グループのヴィークル設計者。

彼の所在が、リニアレール事業のトップ企業を決めるとすら言われる天才だ。

…だが、彼を解放しろとはどういうことだろうか? 君だけでない。この街の技術者なら当然、知っているが…彼はもうこの世にいない。

自らが開発した試作型ヴィークルを使ったテロを起こし、投獄され、そのまま命を落としたはずだ。

どういうことかと頭を悩ませている時、千早重工から連絡が届く。

「PING-55」への爆破テロ予告に対して、技術的サポートを依頼するという――つまりは、テロだか爆弾だかをどうにかしろってわけだ。

 

金か、好奇心か、信条か。理由は問わない。君が、その依頼を受けたということだけが客観的な事実である。

【PS:仕事を成功させる】

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●PC2:タタラ/キー・ハンドアウト

アクトコネ:"天才V(R:ジニアス・ヴィー)"ヴァイン・赤嶺(R:セキレイ)【推奨スート:生命】

 

君は、ヴァイン・赤嶺に師事したことがある。"天才V"とも評された彼から、全ての技術を教わった。

そして彼が実は捕まっておらず、世間から身を隠すために夢の島に身を潜め…結局は、命を落としたことも知っている。

 

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◎PC3:トーキー(記者、報道関係者。あるニューロから依頼を受け、『PING-55爆破事件』を追う)/ペルソナ・ハンドアウト

アクトコネ:"頭痛が痛い"ガリバー痛(R:ツウ)【推奨スート:外界】

 『PING-55運行記念式典で起きた爆破テロから始まる一連の事件』を、『PING-55爆破事件』と略すのはいかがなものだろうか。

既にN◎VA中のマスコミがその通称を使っているので皆使ってしまっているが、念のため、まだPING-55自体は爆破されていない。

ともあれ今N◎VAで最もホットなこの事件について、君に有力な情報を持ってきたニューロがいる。

そいつは犯人が開示したホロが、いったい全体どこの誰なのかを知っているのだという。

 

『どうするかはキミに任せたいんだよね』

『情報ってのは、専門家に任せてこそだから』

 

無責任な意見とともに、ドカドカと送られてくる情報。調べるべきはなんだろうか。この情報の先か。

『PING-55爆破事件』を直接追うか。…この情報提供者が何をたくらんでいやがるか。

ともあれ、君はトーキーだ。だからまずは、調べるところから始めよう。

【PS:仕事をこなす】

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●PC3:トーキー/キー・ハンドアウト

アクトコネ:橘ミカン(R:タチバナ-)【推奨スート:生命】

 

君は橘という少女と知り合いだ。それなりに親しいが、最近姿を見ない。

そしてホロが公開された時、君は大層驚いた。…なぜ彼女が、そのホロのひとつに映っているのか。

 

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■レギュレーション

・使用サプリメント:

 基本ルールブック及び「ジ・アザーサイド(TOS)」を採用。

 他のサプリメントは、卓全員の同意を得れば使用可能。

 『スキルディクショナリ(SKD)』『アウトフィットカタログ(OFC)』は、全員が所持している場合のみ導入する。

 

・使用経験点

 0~40点程度を想定している。

 

・必要な神業

 ゲストの使用する即死系神業だけでキャストが死亡するのを防ぐために必要な防御系神業数は2発。シナリオの進行で変動する。

 

●クイックスタート

『①クグツ』:企業戦士

『②タタラ』:ニューロキッズ

『③トーキー』:遊撃記者 (https://www.fear.co.jp/novax/download.htm)

■ゲスト・キャラクター

 

"グレナデン"(カタナ◎)

 顔に大きな傷のある、ヴィル・ヌーヴ系の男性。30代前半。『PING-55爆破事件』の犯人と目されるテロリスト。過去にもある事件を起こし、指名手配されている。

 

"酔いどれV(R:ハマード・ヴィー)"ヴァイン・赤嶺(タタラ◎)

 華美な服装に身を包んだ初老の男性、享年58歳。かつてイワサキに所属した天才的なヴィークル技術者。自らが開発した試作型ヴィークルでテロ行為に加担し、逮捕された。故人。

 

"頭痛が痛い"ガリバー痛(ニューロ◎)

 年齢・性別共に不詳。ふざけたHNのニューロ。『③トーキー』に情報と依頼を持ってきた。アイコンはネジが突き刺さったオレンジ。

 

橘ミカン(トーキー◎)

 新星帝都大学に通う大学生、19歳女性。専攻は情報系。キーハンドアウトを採用した場合、『③トーキー』と知り合いとなる。駆け出しトーキーのようなバイトをいくつかしており、活動的な印象。

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